物理学科,喜多先生の研究室に所属している博士課程の前田晃作君が,第36回日本バイオレオロジー学会年会学術奨励賞 (優れた発表をした若手研究者を審査の上決定し、賞状および副賞を授与する)を受賞しました.
研究発表
「温度勾配による糖およびエチレングリコール水溶液の輸送現象」
○前田晃作、篠原春香、喜多理王、新屋敷直木、八木原晋
大学院博士課程向けの「宇宙セミナール」で、早稲田大学の山田章一教授、東海大学理学部物理学科の河内明子准教授、北林照幸准教授の3名が講義を行いました。講義の内容は、山田教授が「Gravitational Colapse of Massive Stars(重たい星の重力崩壊)」、河内准教授が「Astronomy in multi-wavelength with multi-observation(多観測所が連携した多波長観測による天文学)」、北林准教授が「Particle Physics and Cosmology(素粒子と宇宙)」でした。この宇宙セミナールは国際的に活躍する人材の育成を目指し、英語で行われました。大学院生だけではなく、熱意のある物理学科4年生も出席していました。受講した大学院生は「英語で講義を聴くことは良い刺激になった。自分ももっと語学力を磨かなければ」と意欲を見せていました。
私は高校生の頃「宇宙のことを研究したい」という気持ちから東海大学物理学科に入学しました。そして大学4年生から東海大学宇宙物理研究室で宇宙について研究しています。現在は銀河の中でも特に活発で中心に巨大なブラックホールがあると考えられている活動銀河核や超新星爆発の衝撃波(超新星残骸)など高エネルギーな宇宙の現象を観測するためのチェレンコフ望遠鏡のカメラ開発と、チェレンコフ望遠鏡建設におけるシミュレーションを行っています。
宇宙について興味がある人は多いと思いますが私は宇宙のまだ謎の多い高エネルギー現象を解明することに関わりたいと思い現在このような研究をしています。チェレンコフ望遠鏡は天体から放射されるガンマ線をとらえることで高エネルギーな天体を観測するための望遠鏡です。まだ発見されていない高エネルギーな天体が数多く宇宙に存在すると考えられています。私はこのような天体を発見するために現在存在するチェレンコフ望遠鏡より性能の高いものを作るという最先端の研究をしています。
私が関わっている研究は27カ国の国際的なプロジェクト(CTA計画)で国内では主に東京大学や京都大学の方々と研究を進めています。東海大学の中だけではなく他の大学の方々と交流することにより、日々刺激を受け、「同じ研究をしている人に負けない」という気持ち持って共に研究をしています。
宇宙物理研究室に入ることによって、様々な人と関わり、宇宙について広い視野で学ぶことができました。皆さんも東海大学物理学科で物理を学んで、様々な人と関わり、自分を成長させてみませんか?
来る3月23日(土)に、埼玉大学において「宇宙(天文)を学べる大学合同進学説明会」が開催され、当学科もこれに参加します。東海大学理学部物理 学科には宇宙の研究をしているどんな教員がいて具体的にどんな研究や教育をしているのか、研究室の雰囲気や出身学生の就職先なども含め、総合的に紹介しま す。宇宙や天文に関心があり、その方面の大学に進学を考えている高校生の皆さん、大学院の情報が欲しい大学生の皆さんも含めて、ぜひご出席ください。
日時:2013年3月23日(土)午前11時〜
場所:埼玉大学 総合体育館(ポスター会場)
アクセス:http://www.saitama-u.ac.jp/access/accessmap.html
主催:日本天文学会会員有志
詳しくはポスターをご覧ください。
東海大学の宇宙物理系研究室の情報は以下のURLでも得られます。
http://www-kn.sp.u-tokai.ac.jp
2012年度の卒研発表が行われました.
東海大学理学部物理学科では,基礎物理から応用物理,
理論,実験,シミュレーションなど様々な卒業研究が行われています.
卒業研究タイトルの一部