物理学専攻の大学院生が国際会議で研究成果を報告

物理学専攻大学院生がアメリカ・サンフランシスコのモスコーニ・センターで開催された国際会議、”Photonics West 2024”で口頭発表を行いました。自動運転などで注目されている「LiDAR」と呼ばれるリモートセンシング技術では、短いパルス幅で高出力なレーザー光が求められます。異なる波長のレーザー光を同時に入射することで高出力な短パルス光を生み出すことができたという研究成果を報告しました。

Stanford大のチームがリリースした「World Ranking Top 2% Scientists」に遠藤教授がランクイン

Stanford大学のチームがリリースした2022年の「世界トップ2%科学者ランキング」に物理学科から、「Optoelectronics & Photonics」分野の研究者として、遠藤雅守教授がランクイン。遠藤先生は半導体励起アルカリレーザー太陽光励起ファイバーレーザーの研究に携わり、ハイインパクトな論文を発表されています。過去に遠藤先生に執筆いただいた研究室紹介や研究室のHPなどは下記リンクから。

・研究紹介 遠藤研究室
・遠藤研究室のHP
・論文が学術雑誌Advanced Optics Materialの表紙を飾りました。

ランキング詳細はこちらをクリック。理学部からは他に化学科の岩岡道夫教授がランクインしています。

遠藤教授が携わった論文が学術雑誌Advanced Optics Materialの表紙を飾りました。

物理学科の遠藤教授は長年、太陽光励起レーザーの研究に取り組まれてきました。この度、シミュレーションの結果をもとに、太陽光励起レーザーの設計を見直すことで出力の大幅な向上が可能であることを示し、その成果が学術雑誌Advanced Optics Materialに掲載されました。さらに、その成果を表した絵が掲載号の表紙を飾りました。

以下のリンクから原著を閲覧できます。(オープンアクセス)

Stephan Dottermusch, Taizo Masuda, Masamori Endo, Bryce S. Richards, Ian A. Howard, “Solar Pumping of Fiber Lasers with Solid-State Luminescent Concentrators: Design Optimization by Ray Tracing”, Advanced Optics Material 9, 2100479 (2021)

https://doi.org/10.1002/adom.202100479