大学院理学研究科の岡田さんが「第39回プラズマ・核融合学会」で若手学会発表賞を受賞しました

物理学科、利根川先生の研究室に所属している大学院理学研究科の岡田さんが「第39回プラズマ・核融合学会」で若手学会発表賞を受賞しました。おめでとうございます!

大学院理学研究科の岡田さんが「第39回プラズマ・核融合学会」で若手学会発表賞を受賞しました

林先生が執筆された研究解説記事が物理学会誌に掲載されました

林博貴先生らが執筆された解説記事、「高次元場の理論の広がり」が物理学会誌に掲載されました。学会員でなくても紹介ページを閲覧することができますので、ご興味を持たれた方はぜひご一読ください。下記リンクは当該解説記事と林先生の研究室記事。

・林博貴, 八木太, 日本物理学会誌 Vol.77, No. 12, p. 796 (2022)※リンクはリードページ
・研究室紹介 林研究室

皆既月食

11月8日は皆既月食がありましたね。写真は本学、湘南キャンパスに設置されている「インターネット望遠鏡」が捉えた一枚。影がかかる月。天体ショーのスケールに圧倒されます。

過去のインターネット望遠鏡に関する記事は下記リンクから。

インターネット望遠鏡で “いつでも・どこでも・だれでも” 天体観測

ところで、物理学科では公式InstagramとTwitterを開設しました。HP最新記事のお知らせを掲載する予定です。フォローしていただければ、最新の記事情報をいち早くおとどけします!

物理学科に入学を予定している皆さんへ

こんにちは。物理学科学科長の藤城です。春の気配が濃厚となり、入学の準備を進めている頃と思います。首都圏では新型コロナウィルス感染症の感染拡大は、まだ予断を許さない状況と思いますが、物理学科では大きな状況の変化がない限り、ほとんどの授業が対面で行われる予定です。対面で授業が受けられるように準備をしてください。

新型コロナウィルス感染症の感染拡大防止には、ワクチン接種が有効であると考えられますが、ワクチン接種については以下のように考えています。

「物理学科では、面接授業に参加する際には、新型コロナウィルスワクチンを接種して欲しいと考えています。接種の有無を問うことはありませんが、未接種の方は機会を見つけて接種を検討してください。」

一方で遠隔で受講する授業も一部にありますので、PCやWi-Fi環境の整備もお願いします。ただし、遠隔での受講の準備は慌てる必要はありません。PC等に不慣れな人は入学後に相談をしてください。また、PCについては以下のページも参照してください。

http://light.sp.u-tokai.ac.jp/archives/1822.html

4月初旬から入学行事、ガイダンス行事があり授業開始へと続いていきます。大きく環境が変化しますので、体調に留意をして過ごしてください。4月にお会いできることを楽しみにしています。

大学院生が筆頭著者の論文が掲載されました。

物理学科出身で現在は理学研究科の修士課程に在学している塚原さんと小田切さん(新屋敷研究室)が筆頭著者の論文が学術雑誌に掲載されました。

塚原さんが筆頭著者の論文”Dielectric relaxations of ice and uncrystallized water in partially crystallized bovine serum albumin-water mixtures”はRoyal Society of Chemistryが発行する学術雑誌”Physical Chemistry Chemical Physics”に掲載されました。この論文では広帯域誘電分光法を用い、低温下で凍結するタンパク質水溶液中の氷や不凍水の誘電緩和を観測し、その関係や特徴を明らかにしました。塚原さんから「コロナ禍により不便も色々とありましたが、大学院での研究活動の集大成として学術論文を掲載することが出来ました。新屋敷先生にはもちろんのこと、ご指導ご鞭撻を頂いたResearch Group of Molecular complex System(RGMS)の先生方や学生の皆様にも心から感謝しています。」とコメントを頂きました。

Tatsuya Tsukahara, Kaito Sasaki, Rio Kita, and Naoki Shinyashiki
"Dielectric relaxations of ice and uncrystallized water in partially crystallized bovine serum albumin–water mixtures"
Physical Chemistry Chemical Physics, in press
DOI: 10.1039/D1CP05679D

小田切さんが筆頭著者の論文”Interfacial polarization of in vivo rat sciatic nerve with crush injury studied via broadband dielectric spectroscopy”はPLOSが発行する学術雑誌”PLOS ONE”に掲載されました。損傷した神経の再生候補である電気刺激の適切な条件を見つけるために、広帯域誘電分光法を用いた神経インピーダンスの研究が、新屋敷教授の研究室と京都大学の共同で行われ、損傷の有無による界面分極に起因する誘電緩和強度の違いを明らかにしました。その成果をまとめたのが上記の論文です。小田切さんから「他大学の他分野の方々と研究をできたことは、自分の知識や経験を広げる貴重な機会となりました。また、論文が出版できたのは、新屋敷先生、京都大学の先生方や学生、研究室の先輩方のお陰です。感謝しています。」とコメントを頂きました。

Risa Otagiri, Hideki Kawai, Masanobu Takatsuka, Naoki Shinyashiki, Akira Ito, Ryosuke Ikeguchi, Tomoki Aoyama
"Interfacial polarization of in vivo rat sciatic nerve with crush injury studied via broadband dielectric spectroscopy" 
PLOS ONE 2021;16(6): e0252589.
DOI: 10.1371/journal.pone.0252589